第10話 ぜったい離れない、ずっと…

「ぜったい離れない、ずっと…」

端木家に押し掛けていた司徒の叔母は、陽冥司の座を端木寺蕓に譲るよう迫っていた。
そこに、正気を取り戻した楊敬華が端木熙と共に姿を現す。
端木熙の失われた霊力を復活させるため、落月剣の鞘を必死に捜す楊敬華。
その一方で、端木寺蕓により封印されたはずの悪霊がその封印を解いてしまう。
暴れ出す悪霊を前に、陽冥司としての責務を果たせない端木熙は・・・。